クマノミを育て、守ろう 「瀬良垣島・クマノミ育成プロジェクト」

クマノミは近年世界的に個体数が減少しているといわれており、また沖縄本島では先島諸島に比べ、
岸に近い礁地に生息するクマノミが少ないことが研究により示唆されています。

その状況を受けて、ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄は、沖縄科学技術大学院大学
(OIST)の海洋気候変動ユニットの監修のもと、瀬良垣島周辺でのカクレクマノミ(以下、クマノミ)の育成と海洋での保全・復元を目的とした「瀬良垣島・クマノミ育成プロジェクト」をスタートしました。

ABOUT PROJECT

01

孵化~育成

このプロジェクトは、瀬良垣島周辺の海域に放流するクマノミを得るために、OISTの臨海研究施設「OIST マリン・サイエンス・ステーション」にて飼育されているクマノミを親とし、卵から孵化させることからスタートします(2021年6月~)。
クマノミの赤ちゃんは約5ヶ月間の間、研究室の水槽で大切に育てられます。

孵化~育成

このプロジェクトは、瀬良垣島周辺の海域に放流するクマノミを得るために、OISTの臨海研究施設「OIST マリン・サイエンス・ステーション」にて飼育されているクマノミを親とし、卵から孵化させることからスタートします(2021年6月~)。
クマノミの赤ちゃんは約5ヶ月間の間、研究室の水槽で大切に育てられます。

02

クマノミ育成
区域の決定

瀬良垣島周辺海域を調査し、放流するクマノミが一生をまっとうできると思われる環境を選びます。クマノミとイソギンチャクは共生関係にあり、その区域に自然に生育しているイソギンチャク、もしくは移植したものがクマノミの住みかとなります。

クマノミ育成区域の決定

瀬良垣島周辺海域を調査し、放流するクマノミが一生をまっとうできると思われる環境を選びます。クマノミとイソギンチャクは共生関係にあり、その区域に自然に生育しているイソギンチャク、もしくは移植したものがクマノミの住みかとなります。

03

海への放流~
モニタリング

2021年10月末〜11月にかけて、子クマノミをクマノミ育成区域に放流します。その後、放流場所を毎月モニタリング調査し、子クマノミの成長を見守ります。放流されたクマノミがその後自然界で成長し、繁殖し、自立した個体群を形成することが一つの目標です。

海への放流~モニタリング

2021年10月末〜11月にかけて、子クマノミをクマノミ育成区域に放流します。その後、放流場所を毎月モニタリング調査し、子クマノミの成長を見守ります。放流されたクマノミがその後自然界で成長し、繁殖し、自立した個体群を形成することが一つの目標です。

04

観光プログラムの開始

放流された子クマノミの生育状況を確認したうえ、育成地域周辺のシュノーケリング・ダイビング体験に加えて、SDGsの目標のひとつである「海の豊かさを守ろう」を学ぶレクチャーを組み合わせたプログラムを開始します。

このプログラムを通じ、参加者に環境保全への理解を深めてもらうこと、またプログラムの売上の一部を将来のクマノミ育成に還元することで持続可能な観光に貢献することを目指します。

観光プログラムの開始

このプログラムを通じ、参加者に環境保全への理解を深めてもらうこと、またプログラムの売上の一部を将来のクマノミ育成に還元することで持続可能な観光に貢献することを目指します。

ハイアットリージェンシー瀬良垣
アイランド沖縄の
SDGsの取り組み

「SDGs(エスディージーズ)」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、世界が抱える問題を解決し、持続可能な社会を作るために制定された17の目標と169のターゲットからなる国際目標です。
ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄は2021年3月に「おきなわSDGsパートナー」として登録され、SDGsの達成に向けた様々な取り組みを進めています。その一環として、本プロジェクトはSDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」に向けたものとなります。

沖縄科学技術大学院大学(OIST)
海洋気候変動ユニットについて

本プロジェクトは、OISTのティモシー・ラバシ教授率いる海洋気候変動ユニットから、科学的知見および技術的支援を受けて行います。
OISTは、「世界の科学技術の発展に寄与すること」に加え、「沖縄の自立的発展に貢献すること」をミッションとし ています。恩納村内にメインキャンパスを構えるOISTは、同村瀬良垣区内に「OIST マリン・サイエンス・ステーション」という臨海研究施設を持ち、海洋に関わる様々な実験・研究を行っています。海洋気候変動ユニットは、マリン・サイエンス・ステーションの水槽内でクマノミなどを飼育し、海水温や二酸化炭素濃度などの環境の変化に 対する海洋生物の適応性、順応性を研究対象の一つとしています。

本件に関するOIST側の取り組みについて

OIST Web site